木材・薬草乾燥技術の検証

環境と人への負荷が低減される高機能低コスト木造住宅を建築するために、IoT技術を活用した24時間温度制御管理システムを導入して安定した超低温乾燥による良質な木材・薬草製品を実現する省エネ型特殊乾燥技術の開発

 
 

「特殊乾燥技術の開発」について

木造住宅建築のための適切な木材の作り方は、まず正しい方法で乾燥させることですが、乾燥の方法には大きく分けて「自然乾燥」と「人口乾燥」の2種類があります。

「自然乾燥」は文字通り、自然に乾かす方法で、長期保管、管理することで乾かします。この方法は木自身が持つ固有の性質が保存されるというメリットがありますが、乾燥させるのに半年以上もの時間がかかってしまい、また乾燥状態によっては、割れ・反り・ねじれ等の狂いが生じてしまうことがデメリットです。

「人口乾燥」は広く一般的に行われている方法で、摂氏60度から80度という中高温により一気に短時間で木材を乾かします。これは早く乾燥させることができる反面、木材の色素が変色しやすく、木材が本来持っている艶を失ってしまいます。木材の中はスカスカになり、酸素や生命体が存在しない、いわばミイラのような状態になります。乾燥の過程で吐き出される黒いタール状の物質が木の表面をおおい、木が本来持っている養分が流れ出してしまい、木の香りも全くしなくなります。木材の中の繊維も破損されるので、明らかに強度の問題が生じます。構造上大切な梁や柱などが急に折れたり破壊されたりするなどの深刻な危険性をはらんでいますし、免疫力を失った木がシロアリなどの外敵に対して無力になるのは明白です。その防止のために人体に害を及ぼしかねない薬剤が大量に使われることで、人に優しい木造住宅のはずが人を癒すどころか害を与えてしまうという悪循環に陥っています。

そこで当社は木材を長時間かけて乾燥させた「自然乾燥」と同様に木の香りや艶、本来の強度や養分を保ちながら、乾燥時間を短縮できる「特殊乾燥」を実施しています。

一般的に「低温乾燥」というと摂氏45度から60度程度で乾燥させることを言いますが、当社ではより自然の気温に近い摂氏35度の、いわば「超低温乾燥」を行うことで、より良質な低温乾燥木材、いわば「生きた木材」を作り出しています。